はんこの書体には楷書体と草書体があります。楷書(かいしょ)とは、漢字の手書き書体のひとつで、一画一画を続けずに、筆を離して書く書体ではんこにもよく使われています。横線は、筆の打ち込み、中間の線、筆の止めがはっきりしていることが多くなっており、現在では漢字のもっとも基本的な字形であるという評価を受けています。 書体の名称として「楷書」という用語が普及した時期は宋時代以降であり、現時点で最古の楷書は、1984年に発掘された呉の朱子学者「朱然」墓から発見された名刺であるといわれます。はんこの草書体(そうしょたい)は、速く書くことができるように、字画の省略が大きく行われているのが特徴です。文字ごとに決まった独特の省略をするために、その文字ごとの形を覚えなければ書くことも読むこともできないことが多くなっています。
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